きるるぅから早く書けと催促を頂いたので好評につき第2回
後、きるるぅに遠距離>カード本当にありがとうございました。
90年代中期
前回の記事の書き忘れ
90年半ばのゲームセンター市場に最も変革を与えた筐体を書き忘れていました
それはプリクラです。
1995年筐体設置当初は1時間待ちといった長蛇の列を作り出したくらいブームとなりました。
これのおかげでゲームセンターに女性が入りやすくなったともいえます。
これで前回の記事の通りゲームセンターからアミューズメント施設への移行が加速しました。
ちなみにこのプリクラは業界擁護ではベンダーと言って法的にはゲーム機とは見なされません。(他にもスロット機や今ならムシキング等もこれに含まれる)
これを利用し様々な施設でゲーム機とは見なされないこういった筐体だけを設置する施設が増えました。
90年代後期
この頃になるとゲームセンター=アミューズメント施設というのが定着
今までのビデオゲーム筐体だけではなく大型筐体やプライズゲーム(クレーンゲームetc)が多くなってきました。
コインをつかった筐体もこのころからどんどん大型化していきコイン預かりシステムを導入した大型店舗などが主流に・・・
大型筐体を置けないような店はビデオゲーム以外にも中古パチンコやスロットを設置するお店なんかが増えてきたのがこの時期くらいでしょう。
この大型筐体が増えていく要因になった筐体がビートマニア
これが爆発的人気となり音ゲーという新ジャンルを生み出しました。
ビデオゲームも頭打ち状態ではあるものの確固とした人気がありVFや亜種のバーチャロンといった3Dゲームがどんどんリアルになっていったり2D格闘ゲームではストIII、KOFといったゲームがどんどん複雑な新システムを採用して行きマニアの心を掴んでいきました。
この時期辺りからゲームセンターへ行く人間の種類ががらりと変わりだしました。
格闘ゲーム等は専門店やその土地のメッカで修練を積むマニアな人達とプリクラやプライズゲーム、はたまたビーマニ等をで遊ぶと言った
リア充カップル等のデートスポットにもなっていくように・・・
完全にそのゲームセンターの性質により力を入れているものがはっきりと区分されるように・・・
2000年初期~現在に至るまで
この時期の大きな出来事といえばやはりSNKの倒産でしょう。
それは後述で補足するとしてこの時期には今まで小規模的なゲームセンターを支えてきた格闘ゲームが衰退していきます。
これは色々な要員があると思いますがSTG同様マニアばかりになってしまい新規参入者が見込めなくなってしまったのが大きな敗因でしょう。
どのゲームもコンボ必須ストⅢならブロッキングといった初心者にはまず扱えないようなテクニック必須ゲームとなってしまったおかげで一般ゲーマーはよりつかなくなり・・・
(ここに書きませんが初心者狩りのようなプレイをするマナーのないプレイヤーが増えたのも要員)
この時期からメーカー側も今までのような物では客が見込めないと判断
インターネット回線をつないで全国のプレイヤーと対戦できるようにしたゲームを開発したり(VF4が発祥ですがここでは麻雀格闘倶楽部)、トレーディングカードをアーケード筐体に認識させた新ゲーム等を開発。
これはそれぞれ筐体の設置面積、値段が小規模なゲームセンターにはとても置けず私個人と致しましてはこういったビデオゲーム筐体店を見捨てたと判断したくらいです。
ただ今までのゲームセンターとはまた違った客層が参入し大型店舗は併設店との競合もあり生き残れる状況。
中期にはeカード等の自分専用のIDカードを発行するサービスが流行
これのほかには大きな動きは見られずネット回線がしっかり安定してきたこともあり三国志大戦のようなカードゲームを使ったインターネット回線を使ったゲームが登場
後はベンダーですがムシキングといった子供向け小規模筐体がブームに・・・
これは厳密に言うとゲーム機ではないのでどちらかといえばゲームセンターでプレイをするというより買い物帰りに子供がプレイ知るといった併用機でしょう・・・
※SNK倒産について
SNK信者の私としてはこれは書いておきたかったので書き記しておこうかと・・・
要員としてですがこの会社が設立したアミューズメント施設が失敗に終わったことを筆頭に家庭用ハードネオジオが新世代機に追い抜かれてしまい新世代機種を開発せずに旧ネオジオに拘りぬいてしまったことが衰退の要員。
ネオジオという機種はカセット容量が1初期00メガ終期300メガ(同時期発売のスーパーファミコンは初期16メガ終期30メガ)とCD並みの化け物カセットでカセット一つの値段が2万、3万とするにも拘らず固定客を持っていた。
ただセガサターンやプレイステーションが発売されると同スペック以上の作品がどんどん出てきてネオジオ唯一の強みのカセット容量では対抗できないように・・・
これに負けじとネオジオCDなるものを出すもののサターンにはスペックが追いつけずCDの特徴のローディングに悩まされユーザーからは不評を買ってしまった。
これに拘りすぎてしまったのが旧SNK陣の敗因
で、決定的に潰された原因を作ったのがアルゼ(パチスロ会社)
当時パチスロはグラフィック画面を採用しだしていてこの分野に遅れをとっていたパチスロ会社のアルゼは本職分野と言ってもいい潰れかけのSNKを参加に・・・
これでSNKは救われたと思ったのもつかの間、アルゼの本心は優秀なスタッフを本社に引き抜きたいが為、肝心のSNKのゲームは開発させず(開発させたにしてもスタッフ少量で出来るネオジオポケット作品ばかり)社員をことごとくパチスロの方へと引き抜いて骨抜きにしてしまう暴挙にでたことです。
これが決定打となりSNKは倒産。
一部のスタッフがアルゼから謀反をしスポンサーを募り新会社を立ち上げたというわけです。
ぶっちゃけアルゼがドリキャスとの連動などのことを認めてたりスタッフにちゃんとKOF作らせてりゃあの時期倒産しなかったと思うんだよ。
ネオジオCDZ、ネオポケ発売からすぐネオポケカラー作るとか専門でやってた看板作品を多機種に移籍させるとかで散々批判食らっていたにしてもドリキャス連動ゲーで規模縮小してやっていけば何とかやっていけて、アルゼなんかの傘下に入らなければあの倒産劇にはならなかったはず・・・
と信者のぼやき
本日はこのくらいで・・・
次回はいよいよ何故今ゲームセンターが閉店ラッシュに追い込まれている状況かというのを検証